Visual Studio Community 2022 で使用している Git をコマンドプロンプトで使用できるようにする
技術情報
公開 2024年10月20日
最終更新 2025年10月20日
はじめに
別途インストールするのが面倒だったので、Visual Studio が内部で使用している git をコマンドラインから使いたいと思いました。
そこで where git で git.exe の場所を確認しました。
PS C:\hoge> where git
PS C:\hoge>
何も表示されませんでした・・・。
コマンドプロンプトから where git を叩いてみます。
C:\Users\koro>where git
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\IDE\CommonExtensions\Microsoft\TeamFoundation\Team Explorer\Git\cmd\git.exe
こちらはパスが表示されました。
このパスのフォルダを環境変数 Path に追加すればコマンドプロントからも PowerShell からも git が使用できるようになります。
git -v
git version 2.45.2.windows.1
git -v
git version 2.45.2.windows.1
Get-Command(gcm)
git が使えるようになったのは良いのですが、PowerShell でパスが表示されなかった原因はなんでしょうか。
コマンドレットの Get-Command(gcm) を使うと git を見つけてくれました。
PS C:\hoge> gcm git
CommandType Name Version Source
----------- ---- ------- ------
Application git.exe 2.50.1.1 C:\Program Files\Microsoft Visual Studio…
パスをすべて取得するには以下のように実行すれば OK です。
(gcm git).Source
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\IDE\CommonExtensions\Microsoft\TeamFoundation\Team Explorer\Git\cmd\git.exe
PowerShell で実行形式を探すには where ではなく Get-Command(gcm) を使用したほうがよさそうです。